カテゴリ:小説。( 11 )
好きな小説家のひとりに、
垣根涼介氏がいるのですけれど、
どこが好きって、
顔が好き。w

で、顔から入って読み始めたのですけれど、
これがツボにはまりまして。
非常にに面白い。
いわゆるページターナー、といいますか、
読み始めると止まりません。

んでもってこないだ久しぶりに本屋に行ったら、
氏の文庫の新刊が出ていたので購入。

借金取りの王子―君たちに明日はない〈2〉 (新潮文庫)

垣根 涼介 / 新潮社



しかしまぁ、
家に帰ってから気付いたのですが、
そういえばコレって、
「リストラ請負人」の話だった。(;´∀`)
タイミング良すぎとピーコ。

連作短編集なので、
1話だけ読んでから寝よう、と思ってたら、
結局最後まで読み切ってしまい寝不足気味。
今日は早めに寝よう…。
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by aki9ma | 2009-11-27 08:23 | 小説。 | Comments(2)
最近洗濯物の話ばかりな気がするので、
たまには違う話を。

最近読んだ本を羅列してみます。
(ってこのブログ読む人にとっては、
興味のない話トップスリーに入る気がw)

人生のちょっとした煩い (文春文庫)

グレイス ペイリー / 文藝春秋

世界のすべての七月 (文春文庫)

ティム オブライエン / 文藝春秋


村上春樹氏の新刊にタイミングを合わせて(多分、ですが)、
文春文庫からまとめて出た「村上春樹翻訳フェア」のうちの2冊。
グレイス・ぺイリーは以前にも紹介しましたけれど、
今回のこれは処女短編集なので、ちょっとおとなしい感じ。
オーソドックスといいますか普通というか。面白いですけれどもね。
ティム・オブライエンは今回初読、なのですが、
(名前は知っていましたけれど)なんか違和感。
なんだろう、これってなんかもっと下世話でパワフルな話じゃない?
ジョン・アーヴィングまでとはいかなくても氏に準ずるような。
なんか翻訳が合わないような気がする。。。
調べたら他の作品も村上氏が訳してるんだなー。
アーヴィングは他の訳者さんにバトンタッチしたんだし、
ここまで執心しなくても、と思いました。
カーヴァーチャンドラーあたりは向いてると思うんですけれど。

レイン・フォール/雨の牙 (ハヤカワ文庫)

バリー アイスラー / 早川書房


舞台は東京、主人公は日本とアメリカのハーフの殺し屋。
作者は日本在住だそうで、
そういった意味でのトンデモはないんですけれど、
話がなんか都合良すぎ。
殺したターゲットの娘と事情を隠したまま恋に落ちるって。w
あちらで映画化されるそうです。

人の心は「色」で動く (知的生きかた文庫)

小山 雅明 / 三笠書房


何となく買って読んだら、新鮮味のない話ばかりで。w
買ったときは活字に飢えていたもんだからつい。

無銭優雅 (幻冬舎文庫)

山田 詠美 / 幻冬舎


うーん、面白いんだけれど。
ていうかエッセイ「熱ポン」の世界をそのまま小説にしたような。w
新作はチラリと斜め読みしたかぎりでは、
明治大正昭和初期の小説のパロディっぽくて、
ちょっと気乗りがせずまだ読んでません。

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しかしこういうのまとめて出さずに小分けにすれば、
もちっとこまめに更新出来るだろうに。w

あと他に最近のトピックといえば…。
MOWの新作クリーミーカスタード味が美味かったっす。(*´∀`)
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by aki9ma | 2009-08-27 08:43 | 小説。 | Comments(2)
しかし今年で88才になるというのに、
いまだに毎日書き続けていて、
新刊もさほど間をおかずに刊行される、
という作家をわたしは他に知りません。
ちなみに最初の "Dark Carnival" という作品集は、
出版されたのが47年であります。(ひゃー)

そんなレイ・ブラッドベリという作家は、
スピルバーグに "My Dad" と呼ばれる、
という事からもわかるように、
きわめてSF色の強い作品を書く作家だと、
認識されていたのであるけれども、
どうもやっぱり違う、というか、
そんな定冠詞におさまる方じゃないんだよねぇ、
というのが今回の短編集の印象。

というかそんな事は、
ずいぶん前からわかっていたはずなのだけれど、
やっぱり最初の印象が強すぎたのだね、
ってなんでこんな事わざわざ書いているのかというと、
ゲイものが2編収められていたからなのです。
(ちなみにSFでも幻想ものでも怪奇ものでもなし)

しかも両方とも薔薇族、もしくはクィア・ジャパンに、
載っていてもおかしくないような出来。
(あ、エロティックなニュアンスは無しですが)

「タンジェリーン」は主人公が、
昔(1939年)の夏とある男の事を思い出し…という回想系、
もう一編の「わが息子マックス」は、
レストランで隣の席についた両親とその息子のお話。
趣きは微妙に違うのですけれど、
他の作品と同じくらいにほろ苦い後味で。
特に「わが息子マックス」のオチはなんつーか。

しかしまぁ叙情派、と呼ばれながらも、
じつは苦みの多さが、
ブラッドベリの特徴だったりするわけで。
それでもこの独特の読後感が、
ファンを惹き付ける要因だったりするのですかね。

まぁ、短編、集、ですので、
書店でお見かけになりましたら、
ぜひチョロッとお読みになってみてもよろしいのではと。
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by aki9ma | 2008-11-11 08:15 | 小説。 | Comments(2)
先日取り上げた「また会う日まで」読了。

後半「あ、もうここまで読んじゃった」
「あぁ、もうこれしかない」
「いやんだーーー(T∀T)」
と読み終わるのを少しでも遅らせようと、
虚しい努力をしながら読み進めてました。w

基本的には親と子の話であり、
主人公と自分がほぼ同い年だという事もあって、
読みながら自分を重ね合わせてしまい、
読み進めるのがつらい部分もあったのですが、
いやはやなんとも。
しかしラストの主人公のようには、
現実にはいかないもんですよなぁ。

アーヴィングの小説はいつもそうなのですけど、
人間は、しばしばこっけいであり、
しかも悲しいものだ。
T.S.ガープ
「ガープの世界」より
今回のコレもまぁ、そういう話でした。
てか、それがアーヴィングを読む醍醐味なのですけど。
面白かった。
また読み返したい。
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by aki9ma | 2008-10-22 08:21 | 小説。 | Comments(6)
ジョン・アーヴィングの小説、
「また会う日まで」、
ブログのライフログにも載せていましたが、
実は今年の頭に数十ページ読んだままで、
ずっと放置していたのですわ。
忙しかったってのと、
上下巻合わせて1100ページの大作に挑む、
気力がなかったってのもありまして。

で、先週からぼちぼち読み出しましたが、
いや、これがまたいつもの、
アーヴィング節が炸裂の絶倫の一作でしてなぁ。

確かに面白いってのもあるのですが、
それ以前に「読まされる」という感覚がありまして、
読み手が強姦されるという感じというかなんというか。
相変わらずのアーヴィング的メタファーに満ち満ちて、
もうお腹いっぱいなのに無理矢理口に詰め込まれる、
そんな北京ダッグのような感覚を味わえるというか。w

とかなんとか言いつつも、
まだ読了していないので、
細かい感想はまた後ほど。
おほほほ。
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by aki9ma | 2008-10-20 07:32 | 小説。 | Comments(0)
以前にもこのブログで取り上げました、
山田詠美氏の「風味絶佳」
が文庫化したので、
再度購入し、再読。

そういえば、六編の中の一編、
タイトルでもある「風味絶佳」が映画化したのだけれど、
話としては「海の庭」が好みだったりするので、
どうせならそっちも映画化してくれれば、
と思ったりしたものでして。

どの辺が好みなのか、というと、
単に作並君という登場人物がタイプなだけ、
だったりするのですが w、
じゃあ、もし映画化するとして、
キャスティングは、と考えると、
これがどうにも浮かばない。

母と同級生だから、もう四十半ば近くの筈だ、とわたしは思った。父よりも少し年下なだけ。けれども、まるで違う種類の生き物に見える。大人なのに大人のように振る舞うことのない変な人。仕事をしている時は、あんなにも力持ちで身のこなしに無駄がないのに、それ以外では、まるで力が抜けている。Tシャツの衿ぐりがほころびている。スニーカーの紐が緩んでいる。顎には不精髭が生えている。すべてにおいて無頓着な感じがする。今も人の目など一向に気にすることもなく女の子にしか似合わないようなトッピングたっぷりのアイスクリームを舐めている。

引用長過ぎかな。
まぁ、こういうキャラクターなのですが。

しかし、これといった俳優は思い浮かばないのだけれど、
昔の知り合いの顔が浮かんできたりなんだりして。
無頓着、というのが大事なキーワード、ですかね。
無防備、と言い換えてもいい気はするのですが、どうざんしょ。
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by aki9ma | 2008-07-10 08:10 | 小説。 | Comments(4)
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講談社文庫刊
原題 " The Closers"

うわ面白かったっっっっ。

いや、直前に、パトリシア・コーンウェルの新刊を読んでいたんですけんど、
まぁ、いつもの検死官シリーズとは違って、
新聞に連載していたもの、だからかどうかはわかりませんけんど、
ちょっと読み足りない感じで不満があったりしたもんだから、
余計に面白く感じたのかもしれませんが。

シリーズ物としてはもうかなり長い部類に入る、
このボッシュ・シリーズ、
新刊が出るたびにレジ直行ものなんですけども、
今回は新生ボッシュ、という感じもあって、
かなりフレッシュで読後感も良く、上下刊一気読みでした。
ごちそうさまでした。(-人-)

あ、一つだけ難をあげるとしたら、
タイトル、かなぁ。
原題がダブルどころかトリプルミーニング的なニュアンスに富むのに比べて、
ちょーーーーっと、これはないんじゃないすか?w
てか、前作まで、
「夜より暗き闇」「暗く聖なる夜」「天使と罪の街」
…てな雰囲気重視の邦題だったのに、
この素っ気なさはいったいなんだろうかと。
んー、内容のシンプルでストレートな感じに合わせた、
ってところでしょうかね。ふーむ。ふーむ。んー。

上下刊合わせて1,400円。
時間に余裕があったらぜひどうぞ。
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by aki9ma | 2007-10-06 08:57 | 小説。 | Comments(0)
台風がかすめているせいか、体調ちと不良。

「博士の愛した数式」読了の勢いに乗って、
・「愛のひだりがわ」/ 筒井康隆
・「ファイナル・カントリー」/ ジェイムズ・クラムリー
・「ファッション ファッショ」/ 山田詠美×ピーコ
などを読破。

あんまり速く読んでしまうと、もったいない気がして、
なるべくゆっくり読むようにはしているのですが。
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by aki9ma | 2007-08-04 07:04 | 小説。 | Comments(0)
前回の挿絵の仕事終わってから、
むさぼるように本を読み散らかしてるこの頃でふ。
(終了直後は「のだめカンタービレ」12巻を爆読してました/←おもろいよ)

活字ジャンキーのわたくしは、何かめぼしい本はないかと、
毎日のように本屋に行ってはふらふらしていた時に、
見つけました、この短編集↓。

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「最後の瞬間のすごく大きな変化」
グレイス・ペイリー・著/村上春樹・訳

小説家としての村上春樹って、あまり評価してないんですけど、
彼の一読者としての、面白い小説に対する嗅覚は、
かなり鋭いと思っているのであります。
で、手に取ってレジへ・・・・・。

内容のチェックもせず買ったもんで、
最初は、あれ?とか思ったんですけれども、
なんか引きずり込まれるように読了。

読みながらカート・ヴォネガットを思い出したりしまして、
ユダヤ人としてのメンタリティーというか、
相反する陰鬱さとユーモアが同居しつつ、
軽妙な語り口で時系列や前後のつながりを無視するような物語の進め方、
時々もう、意味不明になってまうwとこなんか似てる気がしました。

ただ、ヴォネガットに比べると、圧倒的にユーモアが
前面に出てきていて、骨太な感じ・・・・
これは母親という人種の逞しさってやつ?
って女性に対する理解もないくせに、
そんな事を思ってもみたりw。

この本が書かれたのは60年代から70年代半ば、
なのですが、現代に通低するものを強く感じたり。

数年前にNYに行った時には、
観光らしい観光もほとんどせず、
ブルックリンのユダヤ人街にある知り合いの家に
身を寄せていたんですけれども、
その時の事を思い出したりしました。

ちょっとクセの強い本ではあるのですが。
興味を持たれたら、ぜひ読んでみて下さい。
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by aki9ma | 2005-07-15 08:04 | 小説。 | Comments(0)
久々の新刊買いであります。
結論から先に言うと、なかなか面白かったです。はい。

本屋でめぼしい本を探していた時に、
まずぱっと目に飛び込んできたのが、
左にも表示してある黄色い表紙でして、
あり?、彼女にしては珍しい感じだな、
と手に取ってパラパラと。
何となく自分がいちばん好きな、
「ぼくは勉強ができない」に似た肌触りを感じたので、
そのままレジへ。

内容をおおざっぱに言うと、
「ガテン系」を登場人物に据えた、
短編集・・ですね。
(ここで読みたくなった人、いるでしょ?/笑)
個人的には「海の庭」に出てくる作並くんがタイプ、かな(うっしっし)。

彼女の作品のどこが好きかって言うと、
表面的な美意識の裏に「男気」が潜んでる気がするんですよね。
で、文章に関しても、そのイメージとは裏腹に、
至極真っ当な感じでありますし。

堪能させていただきました。(-人-)
今月中にまた新刊が出るらしく、
サイン会なども行われるらしいので、
行ってみようかな、という気がムクムクわき起こってきている、
39歳のこの頃。

あ、ヒマ人ね、なんて言っちゃイヤっ(笑)。
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by aki9ma | 2005-06-08 07:52 | 小説。 | Comments(0)